ともだち

持論ではありますが友達という言葉ほど人によって境界が異なるものはないと私は思っています。現在就職活動をしながら、「あなた自身が築いた人間関係にあなたはどう関わってきたか」「友人などと協力し合い成し遂げたことを挙げよ」といった設問にどう書いていくべきか頭を抱えた日もありました。思いを馳せらせついには幼少にまで記憶を遡り様々な思い出と再会しました。

 

現在、私は友とする人を少なく深い関係でいいと思っています。しかし歌にもあるように幼少期は友達100人作りたい、多いほど良いものと考えていました。「友達をいっぱい作るんだ!」と意気込み、小学生の私はみんなと遊べるゲームが欲しいと父に訴えました。そして買ってもらったのが、『とっとこハム太郎 ともだち大作戦でちゅ』だったのです。

 

とっとこハム太郎 ともだち大作戦でちゅ

とっとこハム太郎 ともだち大作戦でちゅ

 

 

このゲーム、コンセプトはハム太郎やその仲間ハムちゃんずを知らなくてもあらゆる人が遊べるゲームとされています。ハム太郎とお話、プロフィール帳に友達のデータを入力、性格占いや任意の相手と相性占いができるというゲームです。ハムちゃんずは性格占いの時にアイコンと名前が出てくるだけで本編には一切関与しません。というよりストーリがなく、占いとハム太郎と話す以外にすることはありません。通信もできますが、相手の持っているプロフィール帳と共有するだけです。一緒に何かミニゲームができたりするわけでもなく、また現実に友達がいないとプロフィール帳も埋まらずハム太郎に「もっと友達のことが知りたい」と友達の追加を催促され続け、架空の友達を登録するという発想を小学生にさせるような、いわゆるぼっちゲーの代表作になります。

 

さらにゲームはリアルタイムと同じ時間の動きをします。きちんと24時間のサイクルがあり、ハム太郎は睡眠や食事もすれば滑車も回し、アニメのようにどこかにおでかけします。睡眠はきっちりとる上に食事中、お出かけ中、睡眠中は話しかけることができません。1人だからゲームに相手をしてもらってるのにゲームにもほったらかしにされ、ハム太郎は目の前にいる自分を友達だと言っているのにハムちゃんずとの友情を優先してしまうのです。私は一体誰と友達になればいいのでしょうか?

 

このゲームによると私と最も気の合う友達はマリー・キュリーで、最も恋人として相性がいいのはアーサー王だそうです。大切にしてきたいと思います。